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篠原金融塾 米連邦公開市場委員会(FOMC)
フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは、現在2.25~2.50%だが、20~21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、75ベーシスポイント(bp)の利上げが実施され、3.00~3.25%に引き上げられるとの見方が市場のコンセンサスだ。100ベーシスポイント(bp)を見込む向きもあるが、それよりも重要なのは、2023年のFF金利見通し(中央値)がどの程度上方修正されるかということだろう。
6月時点で2023年のCore PCE見通しは2.7%、FF金利見通しは3.8%だったが、Core PCEが上方修正され、それを受け、FF金利見通しは、少なくとも4.0%かそれ以上に引き上げられる可能性が高い。
仮にFF金利見通しが4.5-5.0%へ上がるようなことがあれば、米国債金利は更に上昇するものと思料され、イールドカーブは更にベアフラットニングするだろう。FF金利見通しが引き上げられ、逆イールドになる状況では、モーゲージ債、社債などは、米国債に対しアンダーパフォームし、スプレッドは更にワイドニングするだろう。
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