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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

篠原金融塾 グローバルマーケット(週次)

更新日:2020年1月26日

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大し、中国国内での死者数は41人に達している。中国では春節(旧正月)の休暇が始まり、旅行の制限や行事の中止が相次いでいるものの、感染はこれからも広がりそうだ。 野生動物を違法に取引していた海産物市場に端を発したウイルスの感染者は、世界で1300人超に拡大している。


市場では、不確実性が高まり、株価は売られ、金利は低下。原油価格は大幅安。米10年債の利回りは1.69%と昨年11月1日以来の低水準になっている。独10年債利回りは12bp低下し、-0.337%。このところ高値を試していた株式市場の頭は重く、当面国債市場は堅調に推移しそうだ。


地政学リスクから始まった今年のマーケット。これに加えて新型コロナウイルスだ。世界経済への影響は軽微で終わる可能性も、逆に破壊的にダメージを与える可能性もあるが、世界の中央銀行はこんな不確実性が高まっている市場相手にタカ派的な政策を行うことは難しいだろう。超低金利の中、過剰流動性はどこに向かうのか?

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