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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

篠原金融塾 グローバルマーケット(週次)

1月のマーケットは、米中貿易合意を受けて株式市場は上値を試す展開となったが、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済の懸念材料となり、世界的に株価は下落、国債の利回りは低下した。 中国本土の死者数は9日午前0時(日本時間同1時)時点で、811人。累計の感染者数は3万7,198人となった。状況は悪化する一方だ。


しかしながら、米国経済は堅調だ。1月の米雇用統計は堅調な内容、 ISM景況指数によると、サービス業は堅調さを維持しており、製造業も6カ月ぶりに縮小から拡大に転じている。こうしたファンダメンタルズの改善を主因に米国市場は落ち着きを取り戻している。


ドル円は109円台後半に戻し、日経平均も+623の23,828で越週している。新型コロナウイルスの世界経済に与える影響が予想以上に大きいという話になれば、中央銀行は躊躇なく金融緩和を実施するだろう。従って、リスク資産の押し目は買いという識者もいるだろう。


しかしながら、日本について投資家は少し楽観的過ぎるのではないだろうか? 新型コロナウイルスの影響が反映された経済指標として発表されるのはまだ先だ。

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