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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 2/12/2021

13日の夜に宮城県と福島県で最大震度6強を観測する大きな地震だ。東京でもかなり長い時間揺れた。気象庁は14日未明に記者会見を開き、2011年3月11日の東日本大震災を引き起こした地震の「余震と考えられる」という。「今後1週間程度、同規模の地震に注意してほしい」と呼びかけている。


この地震の影響が気になるところだが、日経平均が強い。新型コロナウイルスの感染者数が減ってきた。ワクチンもいよいよ上陸、17日には、ワクチン接種が始まる。いよいよ日経平均29,520がダウ平均31,458を追い抜きそうな勢いになってきた。


中央銀行が市場を支えている限り引き続き、上値を試すという見方が広がっている。パウエルFRB議長は、2%超のインフレ率と雇用の最大化に向けて経済が「一段と大きな進展」を見せるまで、FRBが市場の下支えをやめないとの意向を示しており、新型コロナ下でも、株式・不動産などが大きく崩れることはないとの安心感が広がっている。


ひとつだけ気になるニュースがある。


高値を試しているのは株式市場だけではない。高利回りの社債および地方債が買われている。1月はジャンク債の発行額が過去最高だ。ウォールストリートジャーナル紙によると、配当を支払うためのジャンク債や、増えた借り入れの利息を借り手が払えるようにするためのジャンク債にも投資家は手を出しているという。どう思いますか?


買い手がいる限り、お金は回るので、問題はありませんが、さすがに資金繰りに困っている企業の発行する債券まで買われているということが気になるのは私だけでしょうか?




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