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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 史上最高値を更新 グローバルマーケットウィークリー 2/23/2024

日経平均株価は2月22日、バブル期の1989年12月末につけた史上最高値を更新し、3万9,098円68銭で引けた。約34年ぶりに歴史的な水準を突破した。


私も含め、日経平均株価が3万8,915円87銭を超えることはありえないだろうと考えていた人が多いだけに、この高値を抜けたというのは思った以上に意味があることだと思う。上値の目途がないだけに、4万円を抜ければ、次のターゲットは4万3,000円、4万5,000円、4万8,000円、5万円。夢は広がる。


実感なき株高って識者たちは言っているが、何を言っているのか理解できない。株を持っている人は実感があるに決まっているし、株を持っていない人には実感がないのは当然だ。この34年間でアメリカの株価は10倍以上だ。日本はやっと34年前の水準に戻っただけだ。


確かに実体経済は実質賃金のマイナスが続いているわけであり、日本経済が大きく成長することがないことは事実だろう。従って、ファンダメンタルズを見る限り、株式市場は買われすぎだ。調整が怖いという話はもっともだ。しかしながら、株式市場だけではなく、リスク資産にも資金が流入している。ここからは、ボラティリティは上昇するだろうが、買われすぎの一言で終わるようなマーケットではなさそうだ。


気になるのは、アメリカ経済が引き続き堅調であることだ。それ自体は悪いことではないが、利下げが先送りされるかもしれない。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30、31日分)によると、大半のFRB当局者は金利を過度に長い期間、高水準に維持するリスクより、時期尚早な利下げによって物価圧力が根付いてしまうことに警戒感を示している。


アメリカのマーケットは引き続き経済指標に右往左往する展開が続きそうだ。


話は変わるが、卓球の世界選手権が超面白かった。卓球の世界選手権団体戦は24日、韓国・釜山で女子決勝があり、残念ながら、日本は2対3で中国に敗れ、1971年名古屋大会以来、53年ぶりの優勝はならなかったが、あと一歩のところまで近づいてきた。


試合は第1試合では15歳の張本美和選手が世界ランク1位の孫穎莎選手と戦い、大健闘したものの、0-3でストレート負け。第2試合では早田ひな選手が同3位で東京五輪金メダリストの陳夢選手に3-1で勝利。第3試合では平野美宇選手が、同2位の王芸迪選手になんとストレート勝ち。53年ぶりの頂点に王手をかけた。第4試合ではエース対決で早田選手が孫選手に対し、真っ向勝負に挑んだが敗れ、2勝2敗のタイに。第5試合は張本選手が初対戦の陳選手に第1ゲームを圧巻のプレーで勝利したものの、1-3で競り負け、本当にあと一歩届かなかった。


張本選手にとっては、初めての世界選手権。各国のエースを倒し、中国選手以外には負けなかった。負けたとは言ってもスコア以上に大接戦だった。本当に凄い。試合後のインタビューでは、「ただ悔しい」と、悔し涙を流すその姿には感動した。自分なりにはベストをつくしたではなく、悔しいなんて、恐るべし15歳だ。張本選手が世界一になる日を楽しみにしたい!


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