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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

篠原金融塾 アメリカ経済が回復している グローバルマーケットウィークリー 3/12/2021

更新日:2021年3月21日

アメリカ経済が回復している。足許の景気は信じられないほど好調だ。そんな中、アメリカでは、個人が1,400ドルの小切手を受け取る。特別な手続きを行わなくても、既に登録してある口座に振り込まれる。また、バイデン大統領が「5月1日までにすべての成人がワクチンの対象となる」と発言、米国債は大きく売られた。この1か月間で米国10年債利回りは50bp(0.5%)上昇している。


金利が低い時には「株買われすぎじゃない?」とは言うものの、多くの投資家は株価のバリュエーションについてはあまり気にしないことが多い。しかしながら、金利が上がってくると急にバリュエーションを気にするため、テック株やグロース株は気をつけた方が良いという雰囲気になってくる。今はまさにそんな局面かもしれません。


そんな中、16日、17日にFOMC、18日、19日に日銀金融政策決定会合が開催される。グローバルに債券市場に注目が集まる週になりそうだ。


パウエルFRB議長の最近のスピーチを聞く限り、債券購入プログラムやその他の政策をいつ変更するかという踏み込んだ声明文になるとは思えない。しかしながら、1q2021のアメリカの経済成長は、FRBが思っていたよりはるかに強い状況であることはたしかだ。経済が再開し、大型の経済対策が実施され、ワクチン接種が確実に進んでいる。日本では医療関係者の2度目の接種が始まったばかりだが、アメリカでは全ての成人が5/1にはワクチン接種の対象になるというペースで進んでいる。


今回のFOMCでは先行きの政策金利見通しの変更はないだろうというのが市場のコンセンサスではあるものの、これまでの2023年末までは利上げは行わないというFRBの公式な金利見通しを微調整するかどうかに注目したい。仮に微調整があれば、短期金利は上がるものの、長期金利の上昇は穏やかなものにとどまり、イールドカーブはフラットニングするのではないでしょうか?目新しい材料が出てこなければ、ボラタイルな展開は続く。米国10年債の動向を見極めながらの相場展開が続く。





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