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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾  グローバルマーケットウィークリー 3/31/2023

インフレと銀行の信用危機を同時に処理するのは難しいが、アメリカの2月のPCEコア価格指数(食品とエネルギー除く)は、前年同月比では4.6%上昇と2021年10月以来の低い伸びとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)にとっては依然高過ぎる水準であるものの、インフレ鈍化は明るいニュースだ。


欧米の金融不安に対する警戒感が一服、株式市場が落ち着きを取り戻す一方、質への逃避の動きから国債金利は上昇している。新たな銀行名が出てこない限り、市場は落ち着きを取り戻し、先週同様の展開が予想される。


しかしながら、程度の差こそあれ、米国債、米国モーゲージ債投資を行っている金融機関の抱える含み損益は小さくないだろう。FRBによる連続利上げで思っていた以上に損失が大きくなっている可能性はあり、銀行の信用危機に関する報道には留意の要。


それにしても桜の開花が早い。長野県の小諸城址懐古園の桜も有名だが、観測史上最も早く開花した。3月中に開花するなんてびっくりだ。


地球温暖化が進んでいることは間違いないだろう。3月20日、国連の「IPCC=気候変動に関する政府間パネル」は最新の報告書を公表。今後対策を強化しなければ、今世紀末には産業革命前に比べ、最大3.4度の気温上昇になると警告している。グテーレス事務総長は、「過去200年間の地球温暖化の原因は、ほぼすべて人類にある。二酸化炭素の濃度は、少なくとも過去200万年で最も高くなっている。気候の“時限爆弾”は針を進めている」と述べている。


温暖化は世代を超える問題で、なかなか実感が伝わらない問題だと思ってきたが、桜と言えば入学式を連想する人が多かった。


これからは、桜は卒業式の頃に咲く花とイメージする人が増えるだろう。少子化、温暖化、世代を超えて取り組まないといけない問題だ。



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