篠原金融塾 日本男子バスケ・サッカー惜しい! グローバルマーケットウィークリー 8/2/2024
米連邦準備制度理事会(FRB)は、「利下げが適切になる地点に近づいているが、まだ到達していない」という認識から、連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利の据え置きを決定した。パウエルFRB議長は、記者会見で「政策金利の引き下げは早ければ9月の次回会合で協議する可能性がある」と語った。
パウエルFRB議長のコメントは、金融市場に広がる次回FOMCでの利下げ観測を力強く後押しする内容ではなかったが、2日に発表された7月の雇用統計が予想を下回ったことにより、利下げ観測が高まる展開となり、米国債金利は大きく低下、ドル円も146円台半ばまで売られての越週となった。
非農業部門雇用者数は前月比11万4,000人増、失業率は4.3%に上昇。民間非農業部門雇用者全体の平均時給は前年同月比3.6%上昇しており、アメリカの景気は減速し始めたかもしれないが、必ずしも景気後退を示唆するものではないものの、マーケットでは、年内3回(0.75%)の利下げが実施されるとの見方が一気に債券市場を押し上げ、株式市場を押し下げることに。
マーケットの景気減速懸念は行き過ぎているとは思うものの、今後は、景気減速の兆候が強まる中で、インフレ指標が大きく上振れしない限り、FRBの金融政策は”Behind the curve” (後手に回っている)という見方をする市場参加者が増えてくるだろう。来週は、夏休み相場で市場の流動性が細る中、値幅の出る展開となるだろう。
オリンピックは、紙一重という試合が殆どで、やっぱり面白い!
メダルを取る活躍をした選手、チームは、「あの時ああしておいて良かった」、惜しくもメダルを逃した選手、チームは、「あの時こうしておけば良かった」、というほんの少しの違いが勝敗をわけているのだろう。
今大会では誤審が話題になっているが、選手の技術、スピードの向上に審判の技術の向上がおいついていない気がするのは確かだ。人の力だけに頼らず新しい技術をどんどん活用することで、選手が納得できるように改善していく必要があるだろう。
日本男子サッカーの準々決勝の対スペイン戦で日本のゴールが取り消されたオフサイドの判定はVARとは言ってもさすがにオフサイドの趣旨を考えればおかしいのではと思ったが、それでも映像が残っていることでオフサイドという判定が下されることのメリットの方が多いだろう。
男子バスケットの日本対フランスの試合はまさに激戦だった。誤審だと騒ぎになっているが、そもそもバスケットでは誤審は当たり前だ。それでも以前は2人だった審判が3人になり、圧倒的に改善はされている。試合自体は素晴らしかったので、誤審が話題になるのは残念だ。フランスが、4q残り16秒、4点差で負けている中、3ポイントを決め、その後フリースローをきっちりと決め、同点に追いついたフランス選手の凄さを褒めるべきだろう。日本は、残り10秒で1点入れれば勝ちだったが、残念ながらシュートは決まらず、延長戦で力尽きた。
そもそも大差がつくような試合では、誤審は話題にならないわけで、バスケットのみならず、多くの競技で、日本チームが世界の強豪選手、強豪国と対等に戦えるまで強くなったことは本当に素晴らしいことだと思う。
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