篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 10/4/2024
先程アメリカの雇用統計が発表されたが、非常に強い内容だ。
9月のアメリカの雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比25万4000人増加。市場予想(15万人増)を大きく上回った。加えて、雇用者数は7、8月で合計7万2000人上方修正され、失業率は4.1%に低下。民間非農業部門雇用者全体の平均時給は前年同期比13セント(0.4%)増の35.36ドル。過去12ヵ月間の平均時給は4.0%上昇、賃金の伸びは加速し、労働市場の著しい悪化を背景に追加利下げをしないといけない状況ではない。
自民党総裁選挙で高市氏が敗れ、石破氏が勝利したことでマーケットのボラティリティが上昇している。石破氏の言うことは理路整然としていて無駄がないのが特徴だが、最近の言動は石破氏らしくない。
予想を上回るアメリカの雇用統計を受け、ドルが大きく買われる展開となっており、円安が進んでいる。中東情勢も緊迫しており、来週、再来週のマーケットもボラタイルな展開が続くだろう。新規トレードのチャンスと思えなくもないが、地政学リスクが高まっている時の正攻法はリスクリダクションだと私は思う。
今週、来週のグローバルマーケットウィークリーは、出張中のため、休載します。
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