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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 11/18/2022

いよいよサッカーワールドカップが始まる。グループEに入った日本は、ドイツ、コスタリカ、スペインと予選を戦う。ドイツ、スペインと言えば優勝経験のある強豪だが、日本代表は若返りが進んだことに加え、多くの選手が欧州でプレーしており、期待したい。


グローバルマーケットはボラタイルな展開が続いているが、先週のカンザスシティー地区連銀のエスター・ジョージ総裁のコメントはとても興味深い。ジョージ総裁は来年1月に退任することになっているが、「40年に及ぶFRBでの在職期間において、このような引き締めによって痛みを伴わない結果になったことはない」と述べている。これがFRBの本音だろう。どうすれば経済の減速を避けつつ、インフレ率を引き下げられるのかはFRBにも分からないということだ。


それでもFRBにとっての最優先課題はインフレ退治であることは変わらない。従って12月のFOMCでも利上げを実施するという見方に変わりはないが、市場ではFRBによる利上げ幅が0.75%ではなく、0.50%になるのではないかと言う見方が広がっている。


今月発表されたインフレ指標は伸び率が鈍化しており、そういった市場の見方を後押しする形になっている。しかしながら、仮に私がFOMCのメンバーだったら、労働市場が堅調で、景気が減速していない今こそ積極的な利上げを実施すべきだと主張するだろう。


日本も他人ごとではない。10月の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が、前年同月比で3.6%上昇しており、世界経済を心配するより、足許の日本経済を心配した方が良いかもしれない。


混戦となったアメリカの中間選挙では、予想を覆し、民主党が上院の多数派を確実にした。下院選では、共和党が多数派となったものの、民主党は善戦。トランプ氏が、米国大統領選への立候補を表明したが、今回の中間選挙の結果から考えると、前回ほどの盛り上がりは期待できないのかもしれない。それにしても、次回の大統領選もバイデン氏対トランプ氏の戦いとなるのだろうか?そろそろ両党ともに若手の候補がでてくることを期待したい。





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