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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 田中真紀子元外相 グローバルマーケットウィークリー 12/08/2023

久しぶりに田中真紀子元外相の映像を観たが若々しい。この人は政界に登場するのがちょっと早すぎたのかもしれない。今の時代であれば当時より受け入れられたような気がしてならない。


田中氏は、岸田首相や松野官房長官らが国会や会見で回答を「答弁は差し控えるというのは、やましいから答えられないということだ」と指摘。「国民はそんな馬鹿ではない。差し控えてはいけない。それなら国会議員になるのを差し控えた方がいい。すっとぼけた言葉を一度でも言ったら、議員を辞めてもらう」と述べた。


久しぶりに政治家らしいコメントを聞いた。「活力が充実し、やる気満々で、どんな批判があっても自分の夢は実現したいという人がポストに就いていない」というのはまさにその通りであり、こういう人が閣僚として活躍していればと感じたのは私だけでしょうか?


さて、11月のアメリカの雇用統計によると、非農業部門就業者数は前月比19万9000人増。失業率は3.7%と、10月の3.9%から改善、平均時給は前年同月比4.0%上昇。


ブラックフライデーを見る限り、個人消費は驚くほど力強い。雇用統計を見る限り、パウエル議長が言う通り、アメリカの労働市場は健全であり、賃金がインフレ率以上に上昇している限り、消費支出が現在の水準を維持できない理由はないということなのだろう。


米連邦準備理事会(FRB)が2024年に早期かつ大幅な利下げに動くという市場のシナリオを裏付ける内容ではない。


アメリカの景気が急速に冷え込む不安が薄れたということなのだろう。米株は、雇用統計直後は売られたが、年初来高値を更新しての越週となった。逆に、米国債は景気が大きく減速しないとFRBにとってはインフレを心配しないといけない状況が続いてしまうため、大きく売られてのクローズとなった。


ドル円はボラタイルだ。6日には氷見野日銀副総裁が「賃金と物価の好循環をよく見極めて、出口のタイミングや進め方を適切に判断する」と発言。7日の参院財政金融委員会で、植田日銀総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言。その後に岸田文雄首相と会談したこともあり、日銀が早期にマイナス金利を解除するとの見方が広がり、円が大きく買われる展開となったが、雇用統計を受け、円買いの巻き戻しの動きが入り、ドル円は144円台後半での越週となった。


今後のマーケットだが、まさにデータ次第だが、足許FRBによる来年の早期利下げ期待は剥落するだろう。同時にFRBによる追加利上げの可能性が急速に高まったわけでもない。ドルの金利の方向が横ばいか低下、日本の金利の方向が横ばいか上昇、従って日米金利差縮小という見方は継続するものと思われ、来年に向けてドル円は売られると考えるのが正攻法か?


マーケットの話ではないが、大きなニュースが飛び込んできた。大谷選手がドジャースへの移籍を決めた。2度の右肘手術を担当したニール・エラトロッシュ医師がチームドクターであるということが大きな理由か?頑張ってほしい!!!


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