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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾  モロッコが強い! グローバルマーケットウィークリー 12/09/2022

今週のグローバルマーケットは、13日に発表予定のアメリカの消費者物価指数(CPI)、13~14日の連邦公開市場委員会(FOMC)次第の展開となるだろう。結果次第では非常にボラタイルな展開が予想されるため動きにくい。


CPIが予想の範囲内、且ターミナルレート(利上げ最終到達点)の見方が過度に上振れなければ、グローバルに株式市場は上値を、債券市場も底固い展開が予想される。


サッカーワールドカップ。それにしても日本は本当に惜しかった。ミスは今までの試合より多かった気がしたが、先制点をあげた時は勝利を疑わなかったし、同点にされた後も点をとってくれそうな試合展開だった。勝敗を決定するためにはPK戦を行う必要があるのは仕方ないことだが、何だかとても残酷な決め方だと感じたのは私だけでしょうか?


個人的にはアルゼンチン、ブラジルの準決勝を見たかったので、日本を破ったクロアチアがそのブラジルにPK戦で勝利したのは正直複雑な気持ち。優勝候補だったブラジルが完勝すれば諦めもついたが、日本もブラジルに勝てたかもとつい思ってしまう。


ベスト4はアルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコ。日本が勝ったドイツは決勝リーグに進めず、スペインはモロッコに決勝リーグ初戦で敗れ、ベスト16止まりとなった。ワールドカップに出場するチームの力の差がなくなってきたということなのかもしれません。


何はともあれ、今大会の最大の注目はモロッコ代表だろう。強い!


そんなモロッコは、グリーン水素で注目されている国だ。モロッコは、石油や天然ガスが産出出来ない国で、資源は輸入に頼っており、化石燃料への依存度が高い。エネルギーの安定供給が最優先課題の1つとなっており、モロッコ政府は、発電時の再生エネルギー利用割合の目標を2025年に52%、2030年に64%、2050年には80%に引き上げるとしている。風力については、大西洋からの強い風は魅力的だろう。


また、モロッコ政府は、再生可能エネルギー由来の水素開発を推進することを表明しており、フェーズⅠ(2020~2030)では、国内産業用燃料として、グリーン水素およびその派生物を使用。グリーン水素製品を輸出。フェーズⅡ(2030~2040)では、グリーンアンモニア・水素のプロジェクト開発。合成燃料の輸出。国内電力へのグリーン水素活用。フェーズⅢ(2040~2050)では、輸出向けグリーン水素や合成燃料の増産を目標として掲げている。自国で消費するのみならず、輸出しようと取り組んでいる。日本との連携も進むことを期待したいが、既に欧州企業との連携が進んでおり、日本企業が入り込むのはどんどん難しくなってきているかもしれない。





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