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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 篠原金融塾 G20とFRB

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、貿易交渉の再開で合意し、米国は中国に対し、新たな追加関税発動の見送りを決めた。中国側が何を譲歩したかはわかっていない。


トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、南北軍事境界線を並んで越え、固い握手を交わした。非核化を巡り両国の交渉担当チームが今後数週間以内に話し合いを再開することで合意した。北朝鮮側が何を譲歩したかはわかっていない。


わかっていないことだらけだが、短期的には株式市場にとってプラス、債券市場にとってマイナスに働くだろう。


ということは7/30,31に行われるFOMCでの利下げ期待はやや後退してもおかしくない。そうだとすれば、イールドカーブはベアフラット。


前回のFOMCの声明文では、「委員会はFF金利の目標レンジに対する今後の調整の時期と規模を決めるにあたり、目標とする最大雇用および2%のインフレ目標に照らし、経済の実績と見通しを評価していく。この評価では、労働市場環境の尺度やインフレ圧力とインフレ期待の指標、金融および国際情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する。」と言っている。


国際情勢については改善。強い経済指標により反応しやすい状況になるような気がする。今月も予想を下回る雇用統計が発表されるようであればFOMCでの利下げの可能性は更に高まるであろうが、7月のFOMCでの利下げを決め打ちしないほうが良いような気がする。FRBにも意地がある。

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