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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

New World International School(NWIS)

東京都調布市仙川にあるニューワールドインターナショナルスクール(NWIS)の園長三好理佳氏を訪ねた。


NWISは、1999年に開校し世界各国から2-6歳児を受け入れている学校だ。NWISは子どもたちの知的好奇心をくすぐり、知りたい欲求を満たして、健康な心と体を育て、国際社会に羽ばたける力を身に付ける手助けをしている。


NWISは、創立者であり、園長の三好氏抜きには語れない。幼稚園教諭免許、保育士資格保持すると共に発達支援員資格所持及びペアレントトレーニング指導者でもある。目黒区、杉並区の私立幼稚園にて、クラス担任として勤務後、米国の幼児教育を学ぶため渡米した凄い先生だ。


Humboldt State UniversityにてEarly Childhood Education(幼児教育)を学ぶ。ハンボルト州立大学付属Children's Center Preschoolにて教育実習を重ね、McKinleyvill Union School Kindergarten にて実地経験を積む。帰国後、大手英会話教室にて児童英語講師、並びに中学生向け学習塾の英語講師として勤務した経験もある。

1999年にインターナショナルスクールへ通う日本人の子供たちの補習校としてNWISを立ち上げ、同時にサマースクール等を開催。アメリカ留学時の幼稚園実習において日本と北米の幼児教育の違いを経験し、優れた北米のプログラムを日本在住の子供たちにも経験して欲しいとの思いから2003年、東京・仙川にNWIS Preschool を開校。幼児教育に四半世紀を捧げてきた。

三好氏は、常により良い幼児教育を目指すため教育法、言語習得学など日々研究を怠らず、子供たちにとって大切な幼児期に、一人ひとりに合った最良の教育を提供していきたい。そして彼らが可能性に満ちた未来を築き上げる、お手伝いをしていきたいと考えていると話す。

NWISでは、何よりも大切にしているのは知的好奇心を伸ばす教育を行うことだという。そのことで、子供たちは学習に対する興味、意欲が高くなるという。

具体的にどのような教育方法をとっているのか?

子供たちは、毎日の幼稚園生活の中で、英語圏で使われている教材を用いて、Reading Skill, Writing Skillを母国語を学ぶのと同じように英語を習得していくそうだ。第二言語として英語を習得する子供たち向けに開発されたバイリテラシープログラムがNWISの大きな特徴であり、このプログラムは、MI理論(Multiple Intelligences)を用いて子供たちに言語の習得を促すため、言語だけでなく、知識力と論理的思考力をも伸ばし、自信を持った子供に育つという。

こういう環境で育つ子供たちは、一つの言語を話す子供たちに比べて、思考力、分析力が高く、異文化をポジティブに受け入れることが出来る。

この結果として、論理的思考、観察力、基本的学習能力を伸ばすことを可能にし、多くの子供たちが、インターナショナルスクールに進学している。

MI理論とはハーバード教育大学院のハワード・ガードナー博士により発表された知能に関する理論。人は複数のインテリジェンスを備えていて、その人の個性を作り上げるのが以下に掲げる8つのインテリジェンスという考え方だ。

1、言語・語学知能、2、論理・数学的知能、3、視覚・空間的知能、4、身体・運動感覚知能、5、音楽・リズム知能、6、対人的知能、7、内省的(自分)知能、8、博物学的知能

子供たち一人ひとりが持っている違った才能に目を向け守り育む教育で、多様性の素晴らしさや大切さを学ぶ。

三好氏の学術的な裏付けのある教育方針には説得力があり、こんな素晴らしい教育を受けることが出来る2-6歳児を受け入れている学校があることに感銘を受けた。三好氏の掲げる教育を実りあるものにするためには、保護者の理解が何よりも大切だと思う。そして、NWISの教育方針を理解し、子供をNWISに通わせる場合は、出来るだけ長い期間通わせてほしいと感じた。こういった様々な力は1か月、2か月という短期間で身につくものではないからだ。


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