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執筆者の写真Ryuichi Shinohara, CEO

暇なときに やっぱり凄いぞ、オリンピック!

日本が金メダルを獲得した08年北京以来、3大会ぶりに五輪に復活したソフトボール。過去2大会でも開幕投手を務めた上野投手がオーストラリア戦に先発し、勝利投手となった。凄いとしか言いようがない。


また、2番手に投げた後藤投手は北京オリンピックの時は8歳だったという。北京オリンピックでの上野投手の活躍をテレビで観たそうだ。上野投手に憧れてソフトボールを始めたのだろう。


翌日のソフトボール対メキシコ戦。上野投手の連投だ。日本が2対1のリードで迎えた7回表にメキシコに追いつかれ、嫌なムードが流れる。しかしながら、ここで昨日同様後藤投手が登場。みごととしか言いようのない救援。凄い躍動感!延長8回表は3者連続三振だ!その裏日本は見事に得点、3-2でサヨナラ勝ちだ。これで日本は2連勝!さあ、金メダルに向けてまっしぐらだ!


上野投手。世界の頂点をとった人が、ソフトボールがオリンピックの正式種目から外れたにもかかわらず、諦めず、あれから13年もの間、トレーニングを続け、夢を追い続けたなんて想像を絶することだ。そして、3大会ぶりに日本のエースとして開幕投手を務めるなんて、正直言葉が見つからない。


新型コロナの感染者は増えている。オリンピックは大きなリスク。たしかに首を傾げたくなるような新型コロナ感染防止策も少なくない。オリンピック中止を訴える人が多いのももっともだと思う。反論しようがない。


もしかしたら、私は自分勝手なのかもしれない。だけどこんなに凄い場面を見せられたら、感動するしかない。私が中学生だった時の話。バスケットボール公式戦。1点差で負けている。残り時間僅か。シュートを打つのは私だ。カットイン!無情にもショートは入らなかった。負けた。試合後号泣するしかなかった。キャプテン、チームメイトからの言葉を忘れられない。「次は勝つぞ!」今や皆おじさんだが、この歳になっても何でも話せる仲間だ。あの時のチームメイトとの目と目の会話が今でも私の財産だ。「頼むぞ!任せとけ!」


やっぱりスポーツは素晴らしい!


私は前回の東京オリンピックが開催された年に生まれた。生まれて4か月だったので、覚えていないが、それでも「東京オリンピックの年に生まれたんだ」と子どもの頃から言われてきた。1972年に開催された札幌オリンピックはよく覚えている。1972年と言えば、グアム島で元日本陸軍兵士横井庄一氏が発見されたり、あさま山荘事件、沖縄返還、日中国交正常化、パンダのランラン・カンカンが日本にやってきた本当に色々あった年だ。当時小学生だった私でも記憶に残る出来事が多かった。それでも私にとっての一番の思い出は、札幌オリンピックで、日の丸飛行隊(笠谷、今野、青地選手)が金銀銅を独占し、表彰台に上がった姿だ。


私は、上野投手が北京オリンピック後に「諦めなければ夢は叶う」と話していたのを思い出した。ソフトボールが正式種目から外れて目標を失い、何度も引退を考えたそうだ。その時に「辞めないことが大切だ。ソフトボールに恩返ししなさい」とアドバイスしたのが現監督の宇津木氏だったそうだ。こんな話を聞いたら応援するしかない。新型コロナ感染拡大で大変な状況だが、一人でも多くの子どもたちにオリンピックを楽しんでもらいたい。


やっぱり僕はスポーツ、オリンピックが大好きだ!


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