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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 凄いぞ日本!ワールドカップが面白い グローバルマーケットウィークリー 11/25/2022

連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月1~2日開催分)によると、0.75%の利上げを継続すれば「金融システムの不安定性とゆがみのリスクが増大する」との見方から、大半の参加者が利上げペースを緩める必要があるとの認識を示している。


こういった見方を受けて、アメリカの債券市場は大きく買い戻され、株式市場も落ち着きを取り戻しているが、金利が「抑制的な水準にあることがさらに明確になり、インフレ圧力が著しく減退しているという一段と具体的な兆候」が出てから利上げペースを落とすことが適切だという参加者もいる。少数派だが、私もこの見方に同意する。


今週は12月2日発表予定の米雇用統計がメインイベントで、それまではレンジ内での値動きとなろう。


FIFAワールドカップカタール大会2022が思っていたいた以上に面白い。第1節では、イングランドが強かった。フランスは強さに加え、とにかく格好が良かった。この両チームのクロスの精度の高さは尋常じゃない。速いだけではなく、時にはふわっとしたクロスを上げる技術は本当に素晴らしい。特にフランスのエース、エンバペ選手のスピード、質の高さが際立っている。ネイマール選手が注目されるブラジルだが、リシャルリソン選手が決めた華麗で豪快なシュートには驚いた。そんなに弱いはずのないコスタリカを圧倒したスペインも強かった。


誰も予想していなかったサウジアラビアがアルゼンチンに勝つビッグサプライズ。さすがプレミアリーグの得点王と思わせる、韓国のエース、ソンフンミン選手の圧倒的な存在感。ポルトガルの大エース、ロナウド選手の身体能力の高さ、ジャンプ力は昔と変わらない。


そして、何といっても日本がドイツに大逆転勝ち!前半終了時には、「これほどボールをドイツに支配されると厳しいなあ」と殆どの人が感じただろう。ハーフタイムに日本の勝利を予想できた人はいないだろう。しかしながら後半になって息を吹き返し、これぞ日本サッカーと思わせてくれる崩してとった堂安選手の同点弾。美しかった!浅野選手の逆転弾はまさにドンピシャ。近所の人に怒られるのではないかと思うほど絶叫!日本サッカー史上最高の勝利と言っても過言ではないだろう。気になったのは、オフサイドと決めつけて足を止めた瞬間が何回かあったことだが、権田選手の好セーブで助かった。


第2節。イングランド対アメリカは、試合自体は盛り上がりに欠ける内容だったが、国歌斉唱は良かった。ロンドンのパブでイングランドの試合の時に必ず聞いたGod Save the King、ヤンキースタジアム、マジソンスクエアガーデンの試合前のThe Star-Spangled Bannerを思い出した。最高に贅沢な瞬間。


オランダ対エクアドルはこれぞワールドカップと言えるような壮絶な戦い。アルゼンチンに勝ったサウジアラビアが圧倒的に押しながらもポーランドに負け、グループCは大混戦だ。デンマーク戦はフランスのエンバペ選手のためにあったような試合。


いよいよ今夜日本はコスタリカと戦う。ドーハの悲劇、前回のワールドカップのベルギーとの戦いもテレビにかじりついて観ていたが、今日も手に汗握りながら応援したい。


頑張れ日本!




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