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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 4/13/2020 月曜日

大雨だ。気分はますます暗くなる。車でオフィスに行ったついでにスーパーが空いていれば生野菜を買おうと思って車の中から覗いてみたが、駐車場は満車。ソーシャル・ディスタンシングが出来ていないと諦めた。

文部科学省のホームページを見ていると、高等教育局学生・留学生課留学生交流室からのメッセージが眼に入ってきた。その中心は、日本の各大学に在籍していて現在海外に留学中の日本人学生、「海外留学支援制度」及び「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」で留学中の日本人学生向けのものだ。

卒業目的で留学している学生たちへのアドバイスは、「気をつけてください。情報収集に心がけましょう。」というもので、仕方がないが、具体的なアドバイスは殆どない。

米国のボーディングスクール・大学に留学中の日本人学生は、トランプ米大統領による緊急事態宣言を受け、その殆どが、春休み期間中に日本へ帰国したものと思われる。しかしながら、学校によっては自宅に帰ることが難しい留学生には学生寮に残ることを許可したため、1)一度日本へ帰国するとアメリカへ戻ることが難しくなる可能性に加え、2)時差のある日本からリモートで授業に参加するのは大変なので学校に残ろうと決めた学生もいるはずだ。

外務省は、世界49か国・地域に対し、感染症危険情報レベルをレベル3に引き上げ、渡航中止勧告を3/31に行った。その中にアメリカも含まれている。

自分自身で日本に帰国しないと選択した人は、あくまでも自己責任で学校に残ることを決めたので仕方がないものの、学校内はゴーストタウンのはずで、折角残ったのに、授業は全てと言ってよいほどリモートだ。寮に残っている人は限られており、寮の自分の部屋から一人で授業に参加するストレスはとても大きいはずだ。

とても不安な気持ちで日々過ごしている留学生が多いので、保護者はいつも以上に子どもにまめに連絡をとるべきだろう。緊急事態だ。便りがないのは良い知らせとか言っている場合ではない。

「どう?元気?」それだけで十分だ。あとは話を聞いていればよい。

健康面は勿論だが、学費・寮費などに加え、単位がどうなるのか、卒業・就職に影響が出るのか、わからないことだらけで保護者も生徒も不安なことばかりだ。

何か困ったことがあれば、文部科学省 総合教育政策局 教育改革・国際課、若しくは公益財団法人 海外子女教育振興財団に連絡すると良い。海外から一時帰国中又は一時帰国を予定している生徒の保護者向けに相談の窓口を設置している。

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