暇なときに 5/22/2020 金曜日
東京都で22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3人確認された。都内の10万人あたりの直近1週間の感染者数は0.38人となった。また都は「新規感染者が1日20人未満」で休業などの要請を緩和する指標の一つとしているが、20人を下回るのは8日連続となる。
いよいよ東京も動き出す。
今日久しぶりに都バスに乗った。運転手さんの近くの席には座れない。皆マスクをし、会話はない。明らかに皆ソーシャル・ディスタンシングを意識している。開けられる窓は全て開けてある。今日はちょっと寒いくらいだ。
新型コロナウイルスで人々の行動に明らかに変化がみられる。
本来、普通の風邪、毎年流行するインフルエンザも人にうつさないように、可能な限り気をつけるべきだったはずだ。それでも微熱で、咳が出るくらいでは、薬を飲んで、頑張って登校したり、出勤する人が多かった。結果的に風邪をこじらせ、本人も学校・会社を休むことになり、結果として同級生・同僚にうつすことも多かった。学校・会社でインフルエンザが流行ると大変だった。
以前から風邪ひきたくない、インフルエンザにかかりたくないという人は、バスの中で誰かが咳やくしゃみをしていると可能な限りその人から離れようと席を移動したりしていた。実は私もその一人で、特に後ろの席から聞こえてくる咳・くしゃみは気分が悪かった。「咳とかくしゃみするならマスクしろよ」って思っていた。
会社でも明らかに風邪っぽくて、咳を激しくしている人に対しては、「僕は今絶対風邪ひきたくないから帰ってほしいな」っていうのを「大丈夫?無理しないでね。調子悪かったら帰ってね」と優しく伝えていた。「こんなに調子が悪いのに仕事だから頑張っている、それなのに帰りなさいというのは酷い」って思われたくなくて、優しい言い方をしている自分がいた。これからはもうそんな言い方をする必要はない。「調子が悪いなら会社に来ちゃいけない。だから健康管理には気をつけて!」
強制力はないかもしれない。だけどこれからは、「調子が悪い人は外出しない」のがルールだ。
大きなイベントがあるときに事前に検査するっていっても大変だ。新型コロナウイルスに感染していなければ良いってもんじゃない。私は、緊急事態宣言を受けて、日本人が昔から大切にする「人に迷惑をかけてはいけない」という当たり前のことを日本人が今一度勉強し直したと思う。
皆の努力で、都内10万人あたりの直近1週間の感染者数は0.38人だ。調子が悪い人は外出を控える。手洗い・うがいを徹底する。公共の場ではマナーを守る。それさえ出来れば、経済を再開しても大丈夫だ。
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