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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 一歩踏み出すあなたに 

(日経新聞から抜粋)

自分が経営者になったつもりで仕事をしてみてはどうだろう。単純な労働者になった途端、仕事は時間を消費する作業に変わってしまう。仕事に付加価値をつけるため色々な人に会い知識を吸収する。工夫を凝らす癖をつければ応援してくれる味方が増えるはずだ。


日本は少子高齢化が進み、外国人労働者が入ってくる。若い人たちは国内だけで考えるのではなく、世界の中の自分という視点を持つべきだ。同じ仕事をする世界中の人と競争し、どう自分は戦えばよいかを理解してほしい。


若い人たちにまず取り組んでもらいたいことは、好奇心を持つことだ。その上で一つの事を追求する。あらゆる知識を実践で応用し、どんな職業でもその道のプロになることが大切。物事はケーススタディー通りにはいかない。自ら考え周囲の知恵も借り、悪戦苦闘して解決策を見つけていってほしい。


スポーツや学問、ビジネスでも25歳までに個性が出る。自分が何に向いているか見つけてほしい。若い人が本当にやりたいことがわからず、就職ではなく「就社」することに不満がある。僕は、有名な会社に入り終身雇用で一歩ずつ昇進する世界はもうないと思っている。


もし今自分が20代なら、職業は何でもよいが、世界で活躍できるビジネスマンになりたい。プロ野球のイチロー選手が引退会見で述べたように、好きなことを早く見つけ一生の仕事にすることが一番大事だ。


ファーストリテイリングの柳井会長兼社長の言葉だ。


新社会人は同期より自分が成長できているかどうかを気にしがちだ。かく言う私も米コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社した当初は自分の価値を見いだすのに必死だった。肩に力が入り、仕事が空回りすることが多かった。


ただあるプロジェクトで他の人からの評価を気にせずに目の前の業務に没頭したとき、ようやく仕事の楽しさに気づいた。その経験は自分の宝物になった。意識を自分でも他人でもなく仕事そのものに向けることは、全社員に求める当社の行動規範でも掲げている。


1つの会社で退職するまで働く時代は終わりつつある。将来は案件ごとに最適な人材が世界中から集まって、目標達成したらその果実を分け合って解散する働き方になるのではないか。会社の名刺やブランドがないと働けない人はAI(人工知能)などと競合する人材になってしまう。


ただ、一度選んだ会社でまずは夢中になって仕事することも大事だ。3~5年と期限を決めてまずは仕事に没頭してみよう。成長や評価はその後についてくる。うまくいかない時は必ずあるが、それを環境のせいだけにしてしまうと拾えたはずの宝物を逃してしまう。簡単な成功は人を成長させてくれない。


もし私が今20代なら、プログラミングなどモノを作れる技術を身につけたい。産業がIT(情報技術)によって次の次元にシフトしていくなか、プログラミングを自分でできたらもっと作業効率を高められる。エンジニアでない人もAIなどで世の中を変えようとしている企業に行くべきだ。


ディー・エヌ・エーの南場会長の言葉だ。


二人に共通していることは、

「僕は、有名な会社に入り終身雇用で一歩ずつ昇進する世界はもうないと思っている。」

「1つの会社で退職するまで働く時代は終わりつつある。」

と言っていることだ。私もそう思う。


また、「好きなものを見つける」「没頭することにより仕事の楽しさに気づく」とメッセージを送っている。

そんなこと言ったって自分の好きなものってなんだろう?没頭できるものってってなんだろう?

分からない人のほうが多いだろう。若者だけではない。


ランプライターコンサルティングでは、自分の心にあるものを、ワークショップを通じて、言葉で表現し、自己を理解し、自己を開示するお手伝いをしたいと考えている。

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